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たろうレコード

忘れっぽい自分のために本と映画の備忘録。

マルコムX(1992年)【ネタバレあります】

 

マルコムX [DVD]

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キング牧師と並んでよく出てくる黒人公民権活動家。

キング牧師キリスト教、非暴力主義だったのに対しマルコムXイスラム教、元々は黒人至上主義ともとれる過激な活動家でした。

・母親は白人にレイプされた黒人の母親から生まれている。

父親は人種差別主義者に殺される(明らかに殺人であるにも関わらず警察は自殺と断定)

などなど黒人であることにより受けた苦労はたくさん…

当時成績が良くとも弁護士や医者という夢をみるのも現実的ではない状況だったよう。

KKKの活動も活発で家を襲撃されたりもあったようです。

そのような状況なので周りもあまりいいとは言えない環境でマルコム自身も犯罪に手を染めるようになり、20歳の時に刑務所に収監され、そこでイスラム教の教えに出会い、ネーション・オブ・イスラムに入信。

この刑務所内での必死の勉強はなんだか胸にジンと来ます。

今までの人生や不満、理不尽さが間違っていると確信を強め、学ぶ事によって白人を対抗しようと奮闘しているようでした。

刑務所内にあり辞書を全て写本したとか。元々頭のいい人だったんでしょうね。

どんどん言葉遣いを綺麗になっていく様を見ていて気持ちいいです。

キング牧師との違いは同じように差別された経験があるものの、生まれ育った環境が全く違うことでしょうか。マルコムの若いころは非行に走り、刑務所内で独学を重ねた事によりとても大きな影響力を持つ発言者になるというサクセスストーリーを思わせるような生涯に感銘を受けるのだと思います。

人間努力により変われるのではないかという希望をもたせてくれます。

活動していくうちにNOIの代表であるイライジャが女性をレイプして子供を産ませていた事が発覚し脱退。

その後はメッカ巡礼などによりマルコム独自の主張を展開していきます。

それを疎んだ39歳の時にNOIメンバーに暗殺され、死亡。

キング牧師も暗殺されたのは39歳と時だったとか)

人種差別の歴史の上でとても重要な人物であるマルコムX、とても過激な人物として描写される事が多いのですが、実際はどんな人物だったのでしょうか。

イスラム教過激派やトランブ大統領の入国禁止令、人種や宗教による争い事は絶えませんが今まで人種差別と無くそうと奮闘してきた人たちの努力や死が無駄にならなければいいと思います。