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たろうレコード

忘れっぽい自分のために本と映画の備忘録。

それでもボクはやってない

 

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

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 これでこの映画を鑑賞するのは2度目なのですが、何回見ても辛くなる映画です。

見ていて気分も落ち込むし社会の正義というものがいかに危ういのか、自分がどんなきっかけで犯罪者になってしまうかわからないという恐怖を感じます。

東京に住んでいた当時、電車通勤ではありませんでしたが、たまに満員電車に乗ると体が浮くのではないかと思うほど苦しかったのを思い出します。そして周りの人の鞄や体がガツガツ当たる。

そのどさくさに紛れて痴漢してもばれないだろうという人が少数でもいるわけで…(私は痴漢されたことないですが)

ましてや、満員電車ですと実際触っているところなんか見えないのでやったやらないの水掛け論しかなく、証拠を取るのも難しい。

ですがこの映画の大事なところは痴漢行為自体ではなく、日本の警察組織や裁判制度にあるのではないでしょうか。

最初から決め付けてかかってくる警察、警察や検察を気にして無罪有罪判決ばかり出す裁判官。

日本の有罪率は99%という他の国では考えられないような高さがあるのには、しっかり証拠集めをしてほぼ確定してからしか起訴しないためと理解していましたが、もしかしたら実際は冤罪も少なからずあるのかと思うと恐ろしいです。

警察による冤罪事件というとたまに聞く話ですが、一人の人間の人生を潰してしまっているということを考えないのでしょうか。そんなことをいちいち考えていたら仕事にならないと言われそうですが…

 

なにより、被害者の女の子を痴漢していた別の真犯人がいるわけです。

実際は犯行を犯していない人を有罪にしてしまうと犯罪者が何の罪も被らないまま社会を歩くことになるのですから、捜査を判決もしっかりしてほしいと切に願うばかりです。

 

そして通勤ラッシュ時の女性専用車両、男性は女性ばかり優遇されて、と頭に来ることもあるかもしれませんがそういう誤解による冤罪を防ぐためにも必要なのではないでしょうか。(乗車率200%超えますからね…)そして、そのような車両を作らなければならなくなったのは痴漢という犯罪行為を繰り返す一部の人のせいだと思います。